2024.03.29 お知らせ

エネルギーカフェin新潟 活動報告!

新潟市との共催の行事、「エネルギーカフェin 新潟」を、地域脱炭素化に向けた市民の役割、というテーマで3月6日に、ほんぽーと3F多目的ホールで開催しました。産業技術総合研究所の歌川学さんの講演では、気候危機回避に向けた世界の動きが初めに紹介され、光熱費として新潟県および新潟市から、それぞれ2019年には約7400億円、約2600億円ものお金がほぼ域外に流出しており、省エネ再エネ対策によりお金が地域で回るようになること、更に、新潟県、新潟市における部門ごとのCO2排出割合が示され、それぞれの部門での有効な削減対策が示されました。その中で、日ごろの省エネを意識した行動・運用は意味があることだが、更新の時の省エネ機器選択や、断熱建築選択の代わりにはならないこと、更新には設備投資が必要だが大半の対策は投資回収できることが強調されました。また、日本全国と、新潟県、新潟市について、それぞれ、電力消費量と可能とされる再生可能エネルギー電力量が比較され、電力消費のほぼすべてを無理なく再エネ電力で賄えることが示されました。最後に、政策を進めるための地域でできる様々な工夫が紹介されました。

ワークショップでは、ファシリテーターの河田陽介さんと中原澪佳さんが準備した、いろいろな属性と課題(例えば西区在住の一人暮らし大学生、光熱費の高さ、バイト先が見つからない、など)を持ったペルソナについて議論が行われました。参加者はグループに分かれ、各グループは夫々1つのペルソナを選び、個々の課題に対応した解決策を出し合い、省エネを進め、かつ本人もハッピーになる地域モデルに纏められました。各グループからの結果発表では、ペルソナの状況に対応しかつ、すべての課題を解決するようなアイデアも出され、参加者から高評価を得ていました。

 参加人数は、会場27名、ZOOM7名の合わせて34名でした。

参加者アンケートでは、回答いただいた13名のうち10名が、第1部、第2部とも5段階評価の5という高評価を頂きました。             (担当:佐藤)

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